どうすれば抜けのいい声を作る事ができるのか？

こんにちは、ボイストレーナーのKです。
それではどうすればあなたの歌声がこもらずに抜けのいい声にする事ができるのか？
という点について説明させていただきます。

まず、別カテゴリーの「発声の基本」において声の通り道から邪魔者を除こうという話しをしました。
声の通り道から障害物を取り除こう！

考え方としては一緒なのですが、「声の通り道から障害物を取り除こう！」はどちらかというと体の内部の話しで、今回のコラムでは体の外部に近い部位のお話しをさせていただきます。

前者が声の通り道のトレーニングという考え方で後者が声の出口のトレーニングという考え方です。

では、今回注意すべき点は何でしょうか？
それは

1,鼻&鼻腔
2,表情筋
3,舌

になります。

この3つは体内で作った歌声を体外に放出する時の出口に深く密接しています。

いくら体内で素敵な歌声が作れたとしてもここが上手く解放・コントロールできていなければ、まるで口に手を当てて話しているかのように歌声がカットされてしまいます。

ボイストレーナーをやっていてとても思うのですが、若い人、年配の人関係なく現代の人はこの3つが弱体化しているように感じます。

鼻&鼻腔と表情筋・舌を鍛えるエクササイズは発声を良くするだけではなく健康や美容にも効果があるのでぜひ試してみて下さい！

1982年（昭和57年生まれ）

アーティスト活動を続ける中、日本・海外流問わず様々なジャンルのボイストレーニングを習得する。

その後、日本では最大数のボイストレーナーを抱える大手ボーカルスクールの統括として働き、現場で生徒さんにボイストレーニングを教えるボイストレーナーへの指導も行う。

今まで指導してきた生徒数は300人を超える。