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趣味で音楽を楽しみたい人向けのボーカルスクールの短所について

こんにちは、ボイストレーナーのKです。
前回のコラムに引き続き、
今回は「趣味で音楽を楽しみたい人向けのボーカルスクール」の
短所について書かせていただきますね!

これもまた、「プロ養成所の色が強いボーカルスクール」の短所と同様、
ボーカルスクールという前提を覆してしまいそうな内容ですが、
「趣味で音楽を楽しみたい人向けのボーカルスクール」に勤めている
ボイストレーナーのスキルはあまり高くないと言えるでしょう。

もちろん、その中にはしっかりとしたスキルを持っている素晴らしい
ボイストレーナーさんもいると思います。
全ボイストレーナーのボイストレーニングスキルの平均を
見ているとあまり高くないという事を意味しております。
この短所は特にこれは全国各地にスクールを構えている
ボーカルスクールだと顕著に出てきます。

詳しく説明していきましょう。
当たり前の話しですが、ボーカルスクールというのは、
通って来て下さる生徒さんとボイストレーナーがいないと成り立ちませんよね。
要するに校舎が多いほど、必要なボイストレーナーの数も
必然的増えてくる事を意味します。

しかし、ボイストレーナーという職種は美容師や整体師、
お医者さん、弁護士みたいに日本で有名な職業ではないので
ボイストレーナーの絶対数が少ないのです。

そして、上にあげたような職業のように、その職に就くための専門的な
教育を受ける学校などはありませんし、資格も必要ありません。

全国展開しているようなボーカルスクールではその分、ボイストレーナーが必要。
でもそのボイストレーナーの絶対数は少ない。
そして、ボイストレーナーと名乗るのに、学校を卒業する義務や資格などはいらない。

勘のいい方ならもう気づいてらっしゃるかもしれませんが、
全国展開しているようなボーカルスクールは、とりあえずボイストレーナーの数を
確保するために、生徒さんの歌を上達させるために、
本来もっているべき知識やスキルを持っていない方を雇うのです。
中には、自分自身はまともにボイストレーニングを受けた事がない人や
そのボーカルスクールで初めて人に歌を教えるという方も多く存在します。

もちろん、どんな職業の人だって初めてその職業に関わる、
「最初の1日目」というのは存在すると思いますし、
職業についてから一生懸命勉強し、スキルを高めていくという事はあると思います。

その事自体は決して珍しい事ではないと思うのですが、
ボイストレーナーの世界は少し特殊で、
その職についてからボイストレーナーとしての知識やスキルを
伸ばしにくい環境にある場合が多いのです。

その理由については具体的に説明させていただきますが、
少し長くなってきましたので続きは次回のコラムで書かせていただきます。
楽しみに待っていてくださいね!

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ボイストレーナープロフィール

ボイストレーナーK

1982年(昭和57年生まれ)

アーティスト活動を続ける中、日本・海外流問わず様々なジャンルのボイストレーニングを習得する。

その後、日本では最大数のボイストレーナーを抱える大手ボーカルスクールの統括として働き、現場で生徒さんにボイストレーニングを教えるボイストレーナーへの指導も行う。

今まで指導してきた生徒数は300人を超える。


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