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個人のボイストレーナーに習う短所

こんにちは、ボイストレーナーのKです。
前回のコラムでは「個人のボイストレーナーにボイストレーニングを習う長所」
について書かせていただきました。
今回は短所について書かせていただきますね。

「個人のボイストレーナーにボイストレーニングを習う短所」としては
規模が小さい事でしょう。

具体的に言いますと、ボーカルスクールのようにボイストレーナーが
何十人といて、生徒さんも何百人といる訳ではありませんので、
音楽仲間はできにくい環境にあります。

また、ボーカルスクールのようにサービスも充実しておらず、
生徒さんが参加できる発表会やライブイベントを行っていない
ボイストレーナーがほとんどでしょう。

そして、設備面もお世辞にも豪華とは言えません。
外部のレンタルスタジオを使用しているボイストレーナーや
ボイストレーナーの自宅でレッスンを行っている方がほとんどです。
(これは建物の話しであり、レッスンで必要な設備はむしろ
個人のボイストレーナーの方が充実しているケースも多く存在します。)

また、1レッスンあたりのレッスン代の相場も高めです。
「趣味で音楽を楽しみたい人向けのボーカルスクール」の相場が
1レッスン(50分程度)に対して4,500円~5,000円なのに対し、
個人のボイストレーナーは1レッスン(50分程度)に対して
7,000円~8,000円ぐらいが相場です。
中には1万円を超えるボイストレーナーも存在します。

そして、これが一番の短所なのではないかと思うのですが、
当たり前の話しですが、個人でボイストレーナーを行っている方の
所にはその人1人しかボイストレーナーはいません。

という事はそのボイストレーナーと相性が悪い場合、
そこを辞めて他を探すしかありません。

ボイストレーニングの世界というのはみなさんが考えている以上に
様々な考え方や、やり方を信じているボイストレーナーが点在しています。
それは単にボイストレーナーが得意とする
音楽のジャンルの違いという話しだけではありません。
レッスンの内容から、その指導方法までまるで違ってくるのです。

例えば歌をうたう、発声という観点で人体の構造から研究し、
理論的に指導するボイストレーナーもいれば、
理論的な事はほとんど教えず、感性だけで指導する先生もいらっしゃいます。

また、Aという先生で教えている事をBという先生は間違っていると
指摘する場面も多くあります。
(もちろん逆のパターンも多く存在します。)

しかし、個人でボイストレーナーを行っている方であれば
しっかりとした知識とスキル、実績を持っている可能性が高く、
事実通っている生徒さんの歌が上達している場合が多いので
どのやり方が間違っていて、正解だという事はありません。

要はボイストレーナーと生徒さんの相性が
大きく影響すると考えていいでしょう。
(まあ、これはボイストレーナーにかぎった話しではなく、
学校の先生やお医者さんなどその他様々な事にも言える事かもしれませんが。)

以上が「個人のボイストレーナーにボイストレーニングを習う長所」
になります。

今回のこのシリーズはかなり長いコラムになりましたので、
次回のコラムでは
「ボーカルスクールと個人のボイストレーナー習うならどっちがいい?」の
まとめを書かせていただきますので楽しみにしていてくださいね!

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ボイストレーナーK

1982年(昭和57年生まれ)

アーティスト活動を続ける中、日本・海外流問わず様々なジャンルのボイストレーニングを習得する。

その後、日本では最大数のボイストレーナーを抱える大手ボーカルスクールの統括として働き、現場で生徒さんにボイストレーニングを教えるボイストレーナーへの指導も行う。

今まで指導してきた生徒数は300人を超える。


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