• 自分の歌と向き合う事の重要性 | ボイストレーナーKの個人ボイストレーニング

自分の歌と向き合う事の重要性

前回までの流れに引き続き、ボイストレーニングの練習を行う上での注意点をボイストレーナーの視点から書かせていただきますね。

【8、自分の声や歌を録音して何回も聞く】

歌を上達させるために必要なのは声を出して行う練習だけではありません

自分の声の特徴や魅力、現在の声の状態、歌の状態を深く理解するためには何回も繰り返し、録音して聞いて確認するという作業も声を出してトレーニングする事や歌唱トレーニングを行うのと同じぐらい重要になってきます。

なぜこのような事をあえて書くのかと言いますと、ボイストレーナーをしていて強く感じるのですが、「歌が上手くなりたい!」という気持ちが強ければ強いほど練習しているという実感を味わいたくなり、声を出すの練習ばかりに気を取られてしまいがちなのです。

しかし、ボイストレーニングや歌の練習をなぜ行うのかというと、あなたの声の長所を伸ばしていき、短所を改善していく為ですよね。

という事はあなた自身が自分の歌を録音し、繰り返し聞いて現状を把握して練習していかないと練習の効果も薄れてしまうのです。

私の体験談を話しますと、ボイストレーニングを習い始めた時。
2年ぐらいたった頃ですかね、中々自分の歌の上達に納得がいかなかったので「どうしたらより上手くなれるかな?」と試行錯誤していました。

その時、「もっと自分の歌と向き合ってみよう!」と考え、繰り返し、自分の歌や発声録音し、何回も聞きました。

そうする事により、自分の短所が把握でき、「なぜ今このトレーニングをしているのか?」 が理解できるようになり、そこから劇的に歌が伸びていったのを覚えています

そして、「さらにあなたの歌を上達させる為のトレーニング」でも軽く触れましたが、様々なアーティストさんの歌を何十回も聞き、自分とアーティストさんの歌とではどこにどれぐらいの差があるのか?という事を考え、それを埋めるために練習しては録音して聞く事を繰り返せば歌の上達のスピードが何倍にも上がってきます。

自分の歌の完成度がまだまだ未熟で、最初は自分の歌を聞く事にためらいを感じるかもしれません。
しかし、その未熟な歌の中にこそ、あなたの歌を上達させる改善点がたくさん隠されているのです!

余談なのですが、私は自分の声を録音する機材にOlympusの「olympus linear pcm recorder ls-10」という機材を使っています。

価格は20,000円しなかったぐらいで、少々値がはりますが、コストパフォーマンスもよく気に入っています。

今、録音機は安いものから高いものまで様々な物がありますが、本気で歌を上達させたいならこのレベルの物を手に入れてもいいと思います。

ボイストレーニング初心者の方で、まだそこまでのお金を投資するのをためらう方は、今はスマートフォンでも録音できるアプリがありますのでそこから試してみるのもありだと思いますよ!

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ボイストレーナーK

1982年(昭和57年生まれ)

アーティスト活動を続ける中、日本・海外流問わず様々なジャンルのボイストレーニングを習得する。

その後、日本では最大数のボイストレーナーを抱える大手ボーカルスクールの統括として働き、現場で生徒さんにボイストレーニングを教えるボイストレーナーへの指導も行う。

今まで指導してきた生徒数は300人を超える。


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