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高い声の出し方、全体像を症状別に徹底解析!!

【動画で話している内容】

本日のメインテーマなのですが、恐らくボイストレーニングをしたいと思う人の半分以上、下手したら8割、9割ぐらいいくのかな?
それぐらい多くの人が関心を持っている高い声の出し方について集中的に今回から話していこうと思います。
それでは早速始めていきましょう!

高い声を出す為のトレーニングというのは様々ありますけれども、誰に対しても一発で効くみたいな魔法のようなトレーニングは存在しません。
みなさんも薄々は感じていると思うのですが、一言で高い声が出ないと言っても人によって体の作りも違いますし、今までの生活の中で身につけてきた癖も違いますので直すべき個所は人によって違うんですよ。

なのでまずは、高い声が出ない人達が陥っている主な原因、3大特徴があるんですけれども、それについてお話しをさせていただいて自分がどのパターンに当てはまっているのか?というのを知っていただければと思います。
そして、今後の動画でその症状事に適したトレーニングを随時紹介していきますので練習していただければと思います。

まず、1つ目
高い声を出していこうとする時に声が太いまま上に上がっていこうとする人がいます。
例えばなんですけれど
「(実演)」
という風に低い音程から高い音程に行く時にそのまま太いまま上がっていってしまう。
特徴としては高い声を出そうとする時にどんどん音量が大きくなってしまったり、がなり上げるように声を出さないと高い声が出ない。
そして、ある一定の高さになってくると
「(実演)」
声がひっくり返ってしまう状態に陥っている人達がいます。

この症状に陥っている人達は、もちろん女性にもいるのですが特に男性が多いです。
そういう風な場合はまず何をしたらいいかと言うと、高い声に適したように声を作っていかないといけないんですよね。
声帯というのは輪ゴムと似ている所があるんですよ。
高い声を出す為には声帯を伸ばしていかないといけないんですよ。

例えば輪ゴムを伸ばしていって、ピンと弾くと高い音がでますよね。
逆に縮めていくと音は低くなっていく。
その伸縮活動を行う際に伸ばしていけば薄くなっていきますよね。
さっき言った人達というのは、高い声を出す為に声帯を伸ばしていく際に声帯を厚いまま使ってしまって力づくで伸ばしているような状態。
そして、ある一定の高さになると力づくで引っ張っていた声帯がホールドできなくなり、ひっくり返ってしまうんですよ。

こういう人達は高い声を出す為に声帯を伸ばす際に声帯を薄していく事が重要になります。
では薄くしていくためにはどうしたらいいかと言うと
「ミャとかミャオ」などのとレーニンニングをすると声帯を薄く使う形を誘発してくれます。
「(実演)」
詳しくは、また別に動画をアップして説明させていただこうと思います。

次は、がなりたてるような感じではなく高い声を出す際に声帯を薄く引き伸ばしていけるのですが喉仏がググググと上に上がってしまう人達の場合です。
高い声になればなるほど首筋が出てきてまさに首絞め状態になって陥ってしまっています。
先ほど紹介したがなり上げてしまう人達も首筋が出てきてしまい同じような症状が現れるのですが、この人達の特徴は高い声になればなるほど声が金切声と言いますか、薄っぺらくなってしまうんですよね。

なのでこういう人達は喉仏を下げて共鳴を適切に使っていくトレーニングをしなければなりません。
こういう人達には「ヨウ」とか効果的です。
「(実演)」
こういうトレーニングをする事が必要です。

次ですが、これは女性に多いですね。
そもそも大きい声が出せない、地声が出せないであったりとか合唱団のソプラノパートの人のような綺麗な声でしか歌がうたえない人。
こういう人達のパターンです。

こういう人達はヘッドボイスやファルセットを主体に歌をうたってしまっているんですよね。
もちろんその歌い方でも合唱であったりとか、そのような音色しか求められない音楽であれば大丈夫なのですがPOPSであったりとか、ROCK、R&Bなど今流行ってるジャンルの音楽を歌おうと思うとこの歌いたい方一辺倒では迫力も出ないですし、雰囲気も出ないですよね。

こういう人達はまず、チェストボイスを作っていくという事が重要になってきます。
声帯をきっちり合わせて声を出していくという事が必要なので
「(実演)」
こういう風なトレーニングが効果的です。

以上の3つですね。
地声のままがなり上げてしまう人達。
高い声で歌う時に声帯を薄く使う事はできるのですが喉仏が上がっていってしまう人達。
高い所はもちろん、低い音程でもチェストボイスが出ない人達。

そして、この3つの症状というのはそれぞれ独立している訳ではなく例えば、地声のままがなり上げてしまうパターンと喉仏が上がってしまうパターンを併発している場合もありますので自分が今どの症状が一番強く足を引っ張っているのか?という事を把握した上でトレーニングしていただければと思います。

今回のボイストレーニングタイムズは以上になります。
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それでは次回にまたお会いいたしましょう!!

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ボイストレーナーK

1982年(昭和57年生まれ)

アーティスト活動を続ける中、日本・海外流問わず様々なジャンルのボイストレーニングを習得する。

その後、日本では最大数のボイストレーナーを抱える大手ボーカルスクールの統括として働き、現場で生徒さんにボイストレーニングを教えるボイストレーナーへの指導も行う。

今まで指導してきた生徒数は300人を超える。


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