• さらに進んだ表拍のトレーニング | ボイストレーナーKの個人ボイストレーニング

さらに進んだ表拍のトレーニング

こんにちは、ボイストレーナーのKです。
前回はリズムトレーニングの基礎として、表拍の基礎トレーニングを紹介させていただきました。
まずは表のリズムからマスターしよう!
これがリズムトレーニングの基礎になりますので、まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください♪
今回はさらに高度な表拍のトレーニングについてご紹介させていただきますね!

前回のコラムでご紹介したトレーニングができるようになった人は次に口で「タン、タン、タン、タン」とリズムを取り、音程などは全く気にせず、逆に手を歌のリズムを叩いてみましょう。

このトレーニングはリズムトレーニング初心者の方にはかなり難しいですよ、なので、POPSやROCK、R&Bのようなポピュラーミュージックではなく、「桃太郎さん」や「どんぐりころころ」のようなリズムが簡単な童謡からチャレンジしてみてください。

「そんなの簡単にできるよ!」と思っている方も騙されたと思って一度チャレンジしてみてください。
前回までのトレーニングとは違い、想像以上に難しいですよ!
私も初めてこのトレーニングをボイストレーナーに教わり、実践してみたら、口のリズムと手のリズムが全く合わなかったのを今でも覚えています。

逆にこのトレーニングを簡単にできた人は、リズム感が体に染みついている証拠なので、さらに難易度の高いリズムトレーニングに移ってもいいでしょう。

童謡などのリズムが簡単な曲でこのトレーニングができるようになったらPOPSやROCK、R&Bのようなポピュラーミュージックでも試してみてください。

次に、実践的なリズムトレーニングについてご紹介させていただきます。
今まで挙げたようトレーニングが一通りできるようになりましたら、自分が上手に歌いたい曲でトレーニングしてみましょう。

その曲を聞きながら「123,4」と手を叩いたり、体でリズムを取りながら曲を口ずさむのです。
その時に音程や、歌い回しなどは一切気にしなくて大丈夫です。
声も小声で大丈夫です。
むしろ、アーティストさんの歌と自分の歌両方がしっかり聞こえるぐらいの小さな音量の方が効果的です。
このトレーニングの時だけはリズムのトレーニングだと割り切ってください。

その代り、リズムに関してはかなり集中して隅々まで聞いてください。
フレーズ、フレーズの歌い出し、フレーズ途中のリズムの刻み方語尾の伸ばし方などを意識し、繰返し、繰返し、その曲を聞き込んでください。
体に染み付くまでリズムを刻み込むのです。

では、その曲を何回ぐらい聞きこんだらいいのか?
私はリズムがあまり得意ではないので、1曲を仕上げようと思ったらこのリズムトレーニングの目的だけで20回ぐらい聞きます。
特に自分が苦手なリズムを使っているジャンルの曲を仕上げる場合だと50回以上聞き込みます。

ここで注意点なのですが、曲を聞きこむ時に最初の2,3回は全体像を掴むために曲全体を流して聞くのはありですが、4回目以降からはフレーズ毎に分けて何回も聞きこんでください。
AメロならAメロだけ、BメロならBメロだけといった感じです。
もっと細かく分けていってもいいでしょう。

以上が表拍のトレーニングの説明でした。
次回のコラムでは裏拍について書かせていただきますので楽しみに待っていてくださいね!

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ボイストレーナープロフィール

ボイストレーナーK

1982年(昭和57年生まれ)

アーティスト活動を続ける中、日本・海外流問わず様々なジャンルのボイストレーニングを習得する。

その後、日本では最大数のボイストレーナーを抱える大手ボーカルスクールの統括として働き、現場で生徒さんにボイストレーニングを教えるボイストレーナーへの指導も行う。

今まで指導してきた生徒数は300人を超える。


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